乾燥肌のかゆみの原因は?かゆみを止める方法と治し方まとめ!

化粧水を使っているのに肌が乾燥する…
乾燥肌のせいで肌がかゆくなる…
肌が突っ張るような感覚になる…
など、乾燥肌でお悩み方は多いでしょう。
肌が乾燥してしまうと、かゆみなど様々な症状を引き起こしてしまいます。
そのせいで、仕事や勉強がはかどらない、夜もぐっすり眠れないといった経験をされている方も多いのではないでしょうか?
肌のかゆみは風邪や熱の症状とは違い、比較的軽く捉えられがちですが、ただ我慢していればいいというものではなく、しっかりと対処しなければ悪化してしまうこともあります。
ひどい場合は何度も皮膚科に通わなければならなくなる場合もあるため、十分な注意が必要です。
そこで今回は、乾燥肌の原因やかゆみを止める方法、かゆみが発生する前に予防する方法をまとめました。
乾燥肌の改善に是非参考にしてみてください。
目次
辛い乾燥肌のかゆみ・・・その原因は?
乾燥肌のかゆみの原因は、大きく分けて2つあります。
最も多い原因は、ズバリ肌の水分不足です。
乾燥肌とは、皮脂やセラミドなどの脂質が減少してしまうことで、肌の水分量が少なくなってしまう状態です。
肌の水分量や脂質量が減少すると、肌を刺激から守ってくれる機能が低下し、刺激に弱い肌になってしまいます。
そのため、髪の毛が肌に触れたり、服が肌に擦れたり、いつも使っていた化粧品を使うだけでも、痛みやかゆみを感じるようになってしまうのです。
また、もうひとつの原因として、細菌の増殖もかゆみを伴う原因として考えられます。
乾燥肌は、肌のPH値が弱酸性からアルカリ性に変化します。
アルカリ性に変化することで、細菌は増えやすくなり、その増殖した細菌によってかゆみが引き起こされることもあるのです。
かゆみが出た時の対策!絶対に掻いてはダメ!
かゆみを我慢するのはなかなか難しく、ついつい掻いてしまいます。
確かに掻くことで一時的にかゆみを抑えることはできますが、肌のことを考えると掻かない方が治りも早いです。
乾燥肌は、刺激に敏感かつ弱い状態であることは理解していただけたと思いますが、
乾燥している肌をさらに傷をつけてしまうと、症状が悪化する恐れもあるので、掻くことは絶対にNGです。
また、かゆいからと言ってつい掻いてしまうと、肌に傷がついてしまうだけでなく、ヒスタミンというかゆみの原因物質をさらに発生させてしまいます。
そのため、掻けば掻くほどヒスタミンが増え、どんどん肌がかゆくなってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
結果として掻くだけでは治まらないかゆみとなってしまう場合もあるので、強い刺激を与えるのはできるだけ控えましょう。
ではどうしたら良いのか?ただ我慢するだけと言うのはかなり辛いと思いますので、これから肌を傷つけずにかゆみを止める方法を御紹介します。
どうしても我慢できない・・・乾燥肌のかゆみを止める方法!
「かゆいけど掻けない」とはとても辛い状況です。
かゆみを効果的に止める方法としては、保湿クリームや軟膏、入浴剤や飲み薬などがあります。
保湿クリームや軟膏、入浴剤は皮膚に直接塗ったりすることでかゆみを抑えるものです。
一方で、飲み薬は身体の中からかゆみを抑えるものです。
そのため、どちらも併用して使うことでより効果がみられますが、使用量などについては定められた量を守り、かゆいからと言って分量を超えて使用しないように気をつけてください。
それでは、かゆみを抑える人気の商品をいくつか御紹介させていだきます。
どれもドラッグストアなどで購入できるので、かゆみが発生した時のために1つは用意しておきましょう。
フルコートF軟膏
出典:田辺三菱製薬
これは市販薬では少ないステロイド配合の外用薬で、かゆみ、赤み、腫れなどの炎症を抑えてくれる優れた抗炎症作用を持っています。
軟膏であるため刺激が少なく、皮膚を守ってくれる役割と保湿の役割があるため、掻きすぎて化膿してしまった場合でも使えます。
メンソレータムADクリームm
出典:ロート製薬
かゆみ止めの成分であるクロタミトン、リドカイン、ジフェンヒドラミンの3つが配合されています。
お風呂上がりにかゆみが出やすい方や、肌が乾燥して粉をふく方にオススメです。
ジャータイプだけでなく、チューブタイプも販売されているので持ち運びにも便利です。
ウレパールプラスローション10
出典:大鵬薬品
こちらはローションタイプのものです。
天然保湿因子の尿素が配合されているため、乾燥肌をしっとり保湿してくれます。
また、かゆみ止め成分であるリドカイン、ジフェンヒドラミンも配合されているため、かゆみを止める効果もあります。
ムヒソフトGX
出典:池田模範堂
かゆみの症状が強い方にオススメの製品です。
かゆみ止め成分だけでなく、かゆみ肌改善成分も配合されているのが特徴です。
一時的なかゆみを抑えながら肌のバリア機能を回復し、かゆみを元から治すことができます。
ムヒAZ錠
出典:amazon
こちらは、アゼラスチン塩酸塩が配合された飲むかゆみ止めです。
一度飲むと12時間かゆみ止めの効果が持続するため、寝る前に飲んでおくと夜にかゆみで目を覚ますことなくぐっすり眠ることができます。
また、眠くなりにくい処方設計や空腹時でも飲めるという特徴もあります。
アレルギール錠
出典:第一三共ヘルスケア
こちらも飲み薬で、肌のかゆみや湿疹、じんましん、鼻炎などのアレルギー症状に効きます。
抗ヒスタミン剤が炎症を抑えると同時に、健康な皮膚や粘膜に必要なビタミンB6を補給する働きを持っています。
しかし、眠気を伴う場合があるので、運転前に飲むことは避けましょう。
かゆみを予防する方法や乾燥肌を治すのに効果的な対策!
かゆみが出てから対処するのではなく、症状が出る前に予防したいとは誰もが思っているはずです。
かゆみを予防する方法や、乾燥肌の改善に効果的な対策は以下の3つです。
食生活の改善
普段食べている食事を気をつけることで、内側からもケアすることができます。
これは乾燥肌の改善にも効果的で、肌に潤いを与えるのに重要な栄養素であるビタミンと鉄分を積極的に摂取しましょう。
ビタミンを多く含む食材には、かぼちゃ、人参、パプリカ、ブロッコリー、ピーマン、ツナなどがあります。
また、鉄分は、レバー、高野豆腐、納豆、シジミなどに多く含まれています。
そのため、これらを意識して食事をとることで身体の内側から改善することができます。
保湿を意識した入浴方法
お湯が熱すぎると皮膚への刺激が強くなり、肌の乾燥やかゆみに繋がってしまいます。
そのため、湯船のお湯は38〜40度ぐらいが理想です。
42度を越えると皮脂が溶けて肌の水分量が減少してしまうので注意しましょう。
また、入浴時間についてですが、40度くらいのお湯であれば、10分ほど浸かっていれば身体の芯から温まることができます。
長すぎると肌の角質層が膨張し、保湿成分が流れ出てしまうので、15分以上の長湯は禁物です。
さらに、身体を洗う際はゴシゴシ強く洗うことはやめましょう。
汚れと一緒に潤いまで落としてしまうことになり、肌のバリア機能が破壊され、乾燥肌の原因にもなります。
液体のボディーソープは泡立ちが良く、洗い心地も良いので使用している方も多いと思いますが、この泡立ちをよくする成分は汚れと一緒に肌の潤いも奪ってしまいます。
身体を洗う際には、固形石鹸や添加物が含まれていないものがオススメです。
化粧水や保湿クリームによる保湿ケア
保湿ケアは、お風呂上がりが一番効果的です。
お風呂から上がったら、肌の水分が蒸発する前に化粧水をしっかりと顔全体になじませます。
顔の水分はすぐに蒸発してしまうため、お風呂場の近くに化粧水を置いておくと便利です。
そして、化粧水を塗った後に、美容液もしくはクリームを塗ります。
クリームを塗る時も、洗う時と同様ゴシゴシ擦るのではなく優しくなでるように肌に馴染ませましょう。
化粧水には、セラミドが配合されたものを選ぶことをオススメします。
セラミド配合の化粧水は、角質層を埋めて肌水分を保持してくれる働きがあるので、乾燥を予防することができます。
また、ボディーの保湿ケアも忘れてはいけません。
全身に使用できる保湿クリームを使用し、特に普段から乾燥しやすい場所は念入りにケアしておきましょう。
水分と油分がバランスよく配合されているものがおすすめなので、比較的テクスチャーが柔らかく、塗りやすいクリームを選びましょう。
以上の3つのことを意識しながら乾燥肌対策を行い、かゆみの原因を根本から改善していくことが大切です。
乾燥肌の改善方法についてはこちらの記事にもまとめてあるので、もっと詳しく知りたい方は是非参考にしてください。
まとめ
乾燥肌によるかゆみの原因や改善策、かゆみの予防方法などを御紹介させていただきましたが、参考になる情報はありましたか?
肌のトラブルが解消されると毎日の生活にもハリが出てくると思います。
今日から食事、入浴、保湿ケアを意識して、かゆみの元である乾燥肌を少しずつ改善していきましょう。
また、肌の中でも顔は特に乾燥しやすく、乾燥はシワの原因にもなってしまいます。
毎日行う洗顔方法や、使用する洗顔料選びを間違えると、乾燥を加速させるので注意が必要です。
乾燥肌には刺激も少なく、保湿成分がしっかり配合されている洗顔石鹸が最もおすすめです。
おすすめの石鹸や、正しい洗顔方法などもまとめてありますので、こちらの記事も併せてチェックしてください。