乾燥肌のスキンケア!ゴワゴワ、カサカサ肌を改善するポイント!

乾燥肌は冬だけの肌トラブルのように思われがちですが、実は1年中起こる可能性があるんです。
お肌がカサカサする・・・
突っ張るような感覚になる・・・
なんだかゴワゴワする・・・
など乾燥肌の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
乾燥肌の原因は毎日行っているスキンケアが原因となっていることが多いため、改善にはスキンケアを見直すことが重要です。
そこで今回は、そんな乾燥肌を改善するスキンケアについて御紹介させていただきます。
乾燥肌の改善には日頃のスキンケアが大事!
乾燥肌とはドライスキンとも呼ばれています。
肌が潤っている正常な状態では、表皮の角層内にある天然保湿因子や皮脂などによって乾燥から守られています。
また、紫外線などの外部からの刺激や花粉などのアレルゲンなどからも肌を守ってくれます。
具体的には、角層の水分が20〜30%ほどであれば、肌は保湿されていて健康な状態にあると言えるでしょう。
一方、角層の水分が20%を下回ると肌が乾燥した状態になってしまいます。
肌が乾燥する原因には、加齢によるセラミドなどの減少や紫外線によるダメージ、元々皮脂の分泌量が少ないなど、様々なことが考えられます。
詳しくは、乾燥肌の原因と改善に効果的な5つの対策を参考にしてください。
しかし、最近では若い女性にも乾燥肌で悩む方が増えてきており、その原因として考えられているのが間違ったスキンケアです。
間違ったスキンケアによって引き起こされる乾燥肌は、一般的に言われている乾燥肌とは少し違います。
脂性乾燥肌やオイリードライ肌とも言われますが、皮脂の分泌量が多いのに肌内部は乾燥しているのが特徴で、この状態が続けば混合肌にもなりやすくなってしまいます。
間違ったスキンケアによって皮脂の落としすぎてしまったり、肌に油分を多く与えすぎるとこのような肌トラブルの元となるので注意しましょう。
肌がこのような状態に陥らないためや、健康な状態を保つためにも、毎日のスキンケアを正しい方法で行うことが大切なのです。
乾燥肌のスキンケア方法とポイント!
ここからは、現在乾燥肌にお悩みの女性が、普段から気を付けたいスキンケアのポイントを御紹介します。
乾燥肌の改善にも効果的なので、今一度普段行っているスキンケアを見直してみましょう。
クレンジングのポイント
クレンジングには色々な種類がありますが、どのタイプのものを使う時でも共通して言える大切なクレンジング方法のポイントを御紹介させていただきます。
まずは、クレンジング前にしっかりと手を洗いましょう。
手が汚れたままだとクレンジングのメイクを落とす働きが発揮されなかったり、手から雑菌が移ると肌トラブルの原因になりかねません。
次に、目元や口元などは専用のリムーバーで先に落としましょう。
ベースメイクとポイントメイクを一緒に洗い落とそうとするとゴシゴシと擦ってしまい、肌に強い刺激を与えてしまうことになるからです。
そして、クレンジングの量はパッケージに記載されている通りにしましょう。
落ちないからと言って、規定分量を大幅に超えてしまうと、肌への負担となってしまいます。
また、クレンジングは基本的に乾いた手で使用し、洗う順番はおでこと鼻、次に頬を優しくなでるように洗い、目や口周りは最後に洗うようします。
特にオイルクレンジングを使用している場合は、濡れた手で使用すると先に乳化してしまい、メイクが落ちない原因やオイルが肌に残ってしまう原因にもなるので注意しましょう。
そして、洗顔時にも言えることですが、水の温度も重要です。
適切な温度は30〜32度のぬるま湯で、熱すぎると肌の皮脂を必要以上に落とし、強い刺激を与えることになってしまいます。
洗い終わった後は、ゴシゴシとタオルで拭き取ってさっぱりしたいところですが、優しく包み込むように水気を取ってください。
洗顔時のポイント
クレンジング同様、洗顔にも多くの種類がありますが、どのタイプを使う時でも共通して言えるポイントを御紹介します。
まず、洗顔をする回数は1日2回までにしましょう。
夏場は特に汗をたくさんかくため、ついつい洗顔料を使って何度も洗いたくなります。
しかし、洗顔をしすぎると、肌に必要な皮脂、潤いを保つセラミドやNMFまで洗い流してしまう可能性があり、肌を健康な状態に保つのに必要な成分まで洗い流してしまうと、水分が蒸発して乾燥肌になってしまうのです。
そのため、洗顔は朝と夜の1日2回までにしておきましょう。
夜はメイクをしていますが、朝は何もしていない状態なので軽く洗うだけで十分です。
洗い方については、敏感肌や乾燥肌におすすめ!肌に優しい人気の洗顔石鹸ランキング!にも詳しくまとめてあるので参考にしてください。
さらに、入浴時に洗顔をする際にやりがちですが、シャワーで洗い流すのは刺激が強すぎるため避けましょう。
入浴時は、浴室内の温度も高いため角質も柔らかい状態にあります。
そんな柔らかくなった角質にシャワーを当てると、水圧で肌にダメージを与えてしまうことになるので注意が必要です。
化粧水のポイント
化粧水を使う時に最も重要なのが、洗顔後にすぐ使うということです。
特に乾燥肌の方はこれを守ることで、より肌への保湿効果を高めることができます。
洗顔後は最も乾燥しやすいため、お風呂場の近くに化粧水を置いておくことをオススメします。
時間が経てば経つほど化粧水の肌への浸透率は低くなってしまうため、できるだけ早く化粧水をつけて保湿することを心がけましょう。
化粧水をつける時、手でつける人とコットンを使う人がいると思います。
どちらもそれぞれにメリット、デメリットはありますが、乾燥肌の方はより刺激が少ない手でつけることをオススメします。
また、肌をパチパチとたたくようにつけるのではなく、ゆっくりと優しく化粧水をお肌になじませましょう。
過度なパッティングは、肌にダメージを与えてしまいます。
美容液のポイント
化粧水の次に使うのが美容液です。
時々、乳液の後に美容液を使うと勘違いしている人がいますが、化粧水の次に使うので間違えないようにしましょう。
また、化粧水の後に時間を空けてしまう方もいますが、すぐ使用しても問題ありません。
美容液は肌の悩みに合わせて集中的にケアすることができるので、保湿力の高いセラミドなどがしっかり配合されているものを選ぶと効果的です。
美容液は化粧水などと比べると高価なので、スペシャルケアとして使用している方もいるかもしれませんが、乾燥肌を改善するためにも継続して使用することをおすすめします。
美容液は温めてから使うと保湿力を高めることができるので、乾燥肌の方は覚えておくと良いかもしれません。
適量の美容液を手のひらにとり、自分の手の温度で少し温めてから優しく肌になじませていきましょう。
保湿クリームのポイント
スキンケアの大きな特徴として、水分が多いものから使い、後にいくほど油分が多いものになります。
そのため、保湿クリームはスキンケアアイテムの中で最も油分が多いものになります。
化粧水や美容液でも保湿力はあるのですが、クリームのように油分があるものを最後に使うことで、保湿成分を肌に閉じ込めることができます。
使用方法は美容液と同様で、自分の手で少し温めてから優しく肌になじませるように使います。
使用するクリームのテクスチャーによっては伸びにくいものもあるので、温めることで伸びやすくなり、肌への刺激も軽減できるでしょう。
リップケアのポイント
最後に乾燥肌の方は唇も乾燥しやすいと思うので、おまけとしてリップケアについても少し触れておきます。
一般的なリップクリームは、唇が乾燥する前に使うものであるということをご存知でしょうか?
唇が乾燥してしまった後に使うのは、薬用のリップクリームなのです。
第3類医薬品と書かれているかどうかをみれば簡単に見分けられるので、購入する時はパッケージを確認してからにしましょう。
リップクリームの塗り方は、唇のキメに合わせて縦方向に塗っていくことが効果的です。
また、美容液やクリームなどと同様、リップクリームも冷えている時は少し温めて柔らかくしてから使うことをオススメします。
乾燥肌の改善に効果的なスキンケア化粧品の選び方!
スキンケア化粧品は、乾燥肌に効果的な成分が入っているものを選ぶことが大きなポイントとなります。
どれだけ肌にいいと言われている成分が入っていても、乾燥肌の改善に必要な成分を補給できなければ効果的とは言えません。
それでは、どのような成分が乾燥肌の改善に効果的なのか知っておきましょう。
具体的には、これらの成分が挙げられます。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- 天然保湿因子(NMF)
- リピジュア
この中でも特にセラミドが乾燥肌の改善には重要です。
セラミドは、細胞間でスポンジのように水分や油分を抱え込んでいるため、肌に潤いを保つために必要な保湿成分です。
セラミドが肌にあることで、ハリのあるみずみずしい肌を保つことができますが、逆を言えばセラミドが減少すればするほど、肌は乾燥してしまうので注意しましょう。
また、年齢を重ねるごとにセラミドは減少していくため、エイジングケアにもセラミドの補給は重要となります。
セラミドは、乾燥肌や肌荒れなどを防ぐ役割を持っており、潤いある肌を保つことだけでなく、美肌効果の役割も果たします。
これらからも分かるように、スキンケア化粧品を選ぶ際に、セラミドは欠かせない成分なのです。
その他にもスキンケア商品を選ぶ際には注意したいポイントがあります。
乾燥肌の方は、わずかな成分でも刺激となってしまうことがあるため、アルコールや香料、着色料などが含まれていないものを選ぶことをオススメします。
香りには天然のアロマ成分が含まれている場合もありますが、できるだけ含まれていないシンプルなものを選ぶとより安心です。
また、クレンジング剤には様々なタイプがありますが、ミルククレンジングかクリームタイプのものを選びましょう。
これらのタイプは比較的肌への刺激が少ないタイプなので、乾燥肌の方にはおすすめです。
忘れてはダメ!メイクのポイントや注意点!
乾燥肌の方がメイクの際に特に気をつけるべきポイントは、
ズバリ・・・ベースメイクです!
下地であるベースメイクは、先ほどにもお伝えしたようにセラミドなどの保湿成分があるものを選びましょう。
日焼け対策のために、紫外線防止効果のある成分が含まれているものを選ぶ方も多いと思いますが、肌に刺激を与える恐れがある成分が含まれている場合もあるため、乾燥肌の方にはあまりオススメしません。
また、化粧崩れをしてしまうと、化粧直しをすることになりますが、これが乾燥肌には刺激となってしまいます。
化粧崩れを極力抑えることが大切になるため、下地はムラの無いように均一に塗ることを心がけましょう。
次にファンデーションですが、できればリキッドファンデーションやクリームファンデーションを使うようにしましょう。
これらは、パウダーファンデーションよりも保湿力が高いため、乾燥肌の方にはオススメです。
しかし、リキッドやクリームファンデーションは、肌への負担が大きいのも忘れてはいけません。
そのため、肌の弱い方にはパウダーファンデーションのほうが合っている場合もありますし、メイクが薄くなれば洗顔のみで落とせるというメリットもあります。
最近では保湿成分が含まれているパウダーファンデーションもありますので、御自身の肌質や乾燥の度合いから判断し、望む仕上がりに合わせて選ぶと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
乾燥肌の方には、保湿がどれほど重要であるかお分りいただけたのではないでしょうか。
しっかりと保湿をして、肌に潤いを与え、乾燥肌を改善していきましょう。
最初は面倒に感じることもあるかもしれませんが、ハリのあるみずみずしい肌になると、毎日の生活もきっと快適になるはずです。
また、肌の乾燥はシワやたるみの原因にもなるので、最近小じわが目立つようになってきたと感じる女性も多いのではないでしょうか?
そういった方には保湿だけでなく、有効成分が配合されている化粧品を選ぶことが大切で、早めに対策をすることで改善もできます。
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