お得な掛け算レシピを色々と紹介している家事えもんがテレビで紹介した、ブライン液というものが話題となっています。
ブライン液はダイエット中の食事を美味しくヘルシーにするのに非常に役に立ちます。
今回は、話題のブライン液の作り方から、ブライン液を使ったダイエット中に取り入れたいレシピなどを御紹介していきます。
ブライン液とは?

ブライン液という言葉を初めて聞いた方も多いと思いますが、一体どういったものなんでしょうか?
ブライン液は水と塩、砂糖さえあればを作ることができ、お肉の下ごしらえとして一手間加えることで、柔らかくジューシーになり、ワンランク上の肉料理になるという魔法のような液体です。
最近になって使われているという訳ではなく、元々は大きなお肉を焼くときの下ごしらえとして使われていたようです。
もちろん家庭で使うような小さなサイズのお肉にも使えますし、牛肉や豚肉、鶏肉など、種類を問わず使うことができます。
何故ワンランク上のお肉になるのか?
ブライン液とは、言ってしまえばただの塩水のように思えますが、なぜお肉が柔らかくなるのでしょうか?
それは塩と砂糖に秘密があります。
お肉は焼くなどの調理をした際に、水分が外に出てしまい、これが原因でパサパサになったり、固くなってしまいます。
つまり、お肉をジューシーに仕上げるためには水分を外に逃がさないようにすることが重要だということです。
そこで活躍するのがブライン液で、砂糖にはタンパク質と水分を結びつけるという性質があり、お肉に水分を含ませる作用があります。
それだけではなく、塩にはお肉の表面を固めるという性質があるため、砂糖によって含んだ水分を外に逃がさない働きをしています。
この2つの相乗効果により、ふっくらと柔らかく、ジューシーなお肉になるということです。
ブライン液の作り方

そんな魔法のような液体があるならすぐにでも作り方が知りたい!という方も多いと思うので、早速作り方を御紹介します。
用意するものは、
- 水100cc
- 塩5g
- 砂糖5g
たったのこれだけです!
これを水が漏れないようなジップロックなどの袋にお肉と一緒に入れ、15分以上冷蔵庫に入れておくだけです。
漬ける時間はお肉の大きさや硬さによって違いますが、硬くて大きいお肉は長めにつけておきましょう。
ブライン液の量は全体が浸かるような量が目安で、大きなお肉を漬けたいという方は、水の量に対して塩と砂糖が5%ずつと覚えておくと良いと思います。
ブライン液に漬ける時のポイント

ただ漬けるだけでもお肉が柔らかくなるのですが、漬ける時間を短縮するためのポイントがいくつかあるので御紹介します。
お肉にはフォークで穴を!
ブライン液につける前にフォークで穴を開けておきましょう。
これによりブライン液がお肉に早く水分を含ませることができ、時短になるだけでなく、味付けも入りやすくなるので一石二鳥です。
大きさは5cm角くらいがベスト!
お肉は大きければ大きいほど、ブライン液に漬け込む時間が長くなります。
また、火を入れる時にも火が通りにくく、焼き過ぎなどによってお肉の水分が外に逃げてしまうことに繋がります。
5cm角くらいの大きさにすると火が通るのも早く、余計な水分を逃がさず調理できるのでおすすめです。
タンパク質分解酵素で更に柔らかく!
ネギや大根、ニンニクなどの野菜には、タンパク質分解酵素が含まれています。
ブライン液につける時に刻んで一緒に入れておくと、更にお肉が柔らかくなります。
家事えもんさんはネギの青い部分を一緒に入れて漬けていましたが、普段捨ててしまいがちな部分なので、食材が無駄にならずおすすめです。
ブライン液を使って美味しくダイエット!

ダイエット中はできるだけ高タンパクでヘルシーな鶏のムネ肉などがおすすめです。
しかし、ムネ肉はモモ肉と比べると、どうしてもパサパサしてしまい、美味しくないと感じる方も多いと思います。
そこで活躍するのが今回のブライン液です。
鶏のムネ肉をブライン液に漬けることによって、まるでモモ肉を食べているかのようにふっくらとジューシーな仕上がりになります。
また、お肉を柔らかくするものとして、塩麹なども有名ですが、塩麹は独特の風味があり、苦手な方もいると思います。
それに比べてブライン液は、ほんのりと塩味がつく程度なので、独特の風味などもなく、様々な味付けの料理にも活用できます。
美味しくヘルシーなお肉料理を実現できるので、ダイエット中には強い味方になってくれるでしょう。
ダイエット中にもおすすめ♡鶏ムネ肉を使ったレシピ
最後に、ブライン液を使って鶏ムネ肉を美味しく食べるために、ダイエット中にもおすすめのレシピをいくつか御紹介しておきたいと思います。
是非、参考にしてみてください。
鶏ムネ肉のピカタ(カレー風味)

出典:cookpad
淡白なムネ肉の味付けに飽きたらコレ!
ブライン液でふっくらとした柔らかいピカタができます。
材料
- 鶏ムネ肉 1枚
- ブライン液 100cc
- 卵 2個
- カレー粉 小さじ1
- 塩 少々
- コショウ 少々
- 小麦粉 大さじ3
- 乾燥パセリ 適量
作り方
手順①
フォークで裏表を数回刺し、穴を開けたら適当な大きさに削ぎ切りする。
ムネ肉に付いている余分な皮は取っておきましょう。
手順②
密閉できる袋にブライン液とムネ肉を入れ、冷蔵庫で30分ほど漬けておく。
あればネギの青い部分を刻んで一緒に入れておくと更に柔らかくなります。
手順③
鶏肉を取り出し、塩、コショウ、カレー粉、小麦粉を入れ揉み込む。
手順④
溶いた卵にパセリを入れ、ムネ肉をくぐらせたら油をひいたフライパンで焼いていく。
油の代わりにマヨネーズを使うと、コクが出て美味しくなります。
卵が余ったら再度くぐらせて焼くことで、しっかりと卵が周りに付き材料も無駄になりません。
ポイント
焼く時には蓋をして蒸し焼きにすると火の通りも早く、ふっくら仕上がります。
ダイエット中で小麦粉を使いたくない場合は、きな粉でも代用できます。
ブライン液でジューシー!ネギ塩鶏ムネ肉

出典:cookpad
モモ肉のように柔らかくてジューシーに!
夏にピッタリのサッパリとしたネギ塩だれがたまりません。
材料
- 鶏ムネ肉 1枚
- ブライン液 100cc
- 片栗粉 大さじ2
- 白ネギ
- ゴマ油 大さじ1
- レモン汁 大さじ1
- 塩、砂糖 少々
- 黒胡椒 適量(粗挽き)
作り方
手順①
ブライン液に削ぎ切りにしたムネ肉を30分ほどつけて冷蔵庫に入れておきます。
余分な皮は取っておきましょう。
ネギ塩だれに使う部分はネギの白い部分なので、青い部分を刻んでブライン液と一緒に入れておきます。
手順②
次にネギ塩だれをつくります。
みじん切りにしたネギ、ゴマ油、塩、砂糖、レモン汁を合わせてよく混ぜます。
手順③
ムネ肉に片栗粉をまぶして混ぜます。
手順④
フライパンに油を敷き、蓋をして中火で約2分間蒸し焼きにします。
手順⑤
蓋をあけひっくり返したら、再度蓋をして弱火で約2分間蒸し焼きにします。
手順⑥
火を止めたら蓋をしたまま余熱で1分ほど火を通します。
手順⑦
お皿に盛り付けたムネ肉に、ネギ塩だれをかけ、黒胡椒をお好みでかけたら完成です。
まとめ
ダイエット中のヘルシーで高タンパクなお肉料理が、ブライン液で下ごしらえすることによってワンランク上のお肉へと変身し、おいしくダイエットを続けることができます。
味付けを邪魔することなくどんな肉料理にも応用でき、どの家庭にもある塩と砂糖で作れるので、明日からでも是非取り入れてみて下さい。
ダイエット中の辛さを緩和する強い味方になってくれるはずです。
また、同じくテレビで取り上げられた方法として、小豆水を使ったダイエットも話題となっています。
御存知の方も多いと思いますが、知らなかったという方はこちらもチェックして見て下さい。
