外出の予定がある日、朝にしっかり日焼け止めを塗ったのに、夕方にはどのくらい残っているのか気になったことはありませんか。日焼け止めは一度塗れば一日中同じ状態が続くわけではなく、時間の経過とともに少しずつ変化するといわれています。この記事では、日焼け止めの塗り直しタイミングについて、一般的な目安や考え方をまとめます。
日焼け止めの塗り直しが必要といわれる理由

汗や皮脂、衣類との摩擦、手や顔に触れる動作などで、塗った日焼け止めは少しずつ薄れたり、ムラになったりしやすいとされています。また、朝に適量を塗ったつもりでも、実際には推奨される量より少なくなりがちだという指摘もあります。
商品に記載されているSPFやPAの数値は、一定の量を均一に塗った条件で測定された値です。日常の使用では、表示どおりの状態にならない場合もあります。そのため、多くのメーカーや関連機関の情報では、こまめな塗り直しが勧められています。数値の高さだけに頼らず、「適量を塗ること」と「塗り直すこと」の両方を意識することが、日々の紫外線対策をサポートするポイントといえるでしょう。
塗り直しタイミングの目安は2〜3時間おき

一般的な目安として、2〜3時間おきの塗り直しがよく紹介されています。屋外で長時間過ごす日は、この間隔を基準に考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、時間だけで判断せず、次のような場面では早めの塗り直しを検討するのがおすすめです。
・汗を多くかいたとき
・タオルやハンカチで顔や腕を拭いたとき
・海やプールなど水に入ったあと
・マスクや衣類、バッグのストラップなどで擦れたとき
ウォータープルーフ表記の商品であっても、落ちにくさには限度があります。表示を過信せず、状況に応じて塗り直すようにしましょう。
シーン別に考える塗り直しの頻度

日常のシーンによって、紫外線を浴びる量や時間は大きく異なります。あくまで目安ですが、次のように考えるとイメージしやすくなります。
通勤や買い物など短時間の外出が中心の日は、朝の塗布に加えて、昼休みなどに一度塗り直す方法があります。デスクワークが中心でも、窓際の席では光が入ることがあるため、気になる方は日差しの強さに合わせて調整してみてください。
ハイキングやゴルフ、スポーツ観戦など、屋外で長く過ごす日は、2時間前後を目安にこまめに塗り直すとよいでしょう。帽子や日傘、サングラス、長袖の衣類などを組み合わせると、日焼け止めだけに頼らない対策になります。
夏場だけでなく、春先や秋も紫外線は降り注いでいます。曇りの日でも紫外線は届くとされているため、季節や天候にかかわらず、予定に合わせて取り入れていくことが大切です。
メイクの上から塗り直すときのコツ

メイクをしている日は、塗り直しのハードルが高く感じられるかもしれません。そんなときは、メイクの上から使えるタイプのアイテムを活用する方法があります。スプレータイプ、パウダータイプ、スティックタイプ、クッションタイプなど、さまざまな形状があり、使用シーンに合わせて選べます。
塗り直す前には、清潔なティッシュやおしぼりタイプのシートで、余分な皮脂や汗をやさしく押さえるように拭き取ると、ムラになりにくいといわれています。強くこするとメイクが崩れやすいため、軽く押さえる程度にしましょう。
スプレータイプは手軽ですが、一度に広範囲へ吹きかけると均一になりにくいことがあります。手のひらに出してから重ね付けする、数回に分けて少しずつ重ねるなど、商品の使用方法に沿って使うことがポイントです。また、顔に使うときは目や口に入らないよう注意し、使用上の注意をよく確認してください。
パウダータイプは、ブラシでふんわりと重ねやすい点が特徴です。ただし、塗布量が少なくなりやすいため、ほかの対策と組み合わせて考えるとよいでしょう。
無理なく続けるための習慣づくり

塗り直しは、続けられなければ意味が薄れてしまいます。バッグやポーチ、デスクの引き出しなど、手に取りやすい場所に日焼け止めを置いておくと、思い立ったときにすぐ使えます。スマートフォンのアラームやリマインダーで、2〜3時間ごとに知らせるように設定する方法もあります。
また、肌が敏感に傾いていると感じるときや、使用後に赤みやかゆみなど気になる様子があるときは、使用を中止し、必要に応じて専門家に相談してください。初めて使う商品は、事前に腕の内側などで試してから使うと安心です。
日焼け止めの落とし忘れにも気をつけたいところです。塗り直しで重ねた分も含めて、その日のうちにクレンジングや洗浄料でやさしくオフすることが、スキンケアの基本とされています。
日焼け止めの塗り直しは、「2〜3時間おき」と「汗や水のあと」を目安にしつつ、自分の生活リズムに合わせて取り入れていくことが大切です。まずは次の外出から、無理のない範囲で試してみてください。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果を保証するものではありません。体質や健康状態には個人差があります。